WordPressのテーマのライセンスについて今までも色々な議論があったと思うが、WordPressの創始者Matt Mullenwegさんは、Software Freedom Law Center(ソフトウェア・フリーダム・ロー・センター)に連絡して、WordPressのテーマのライセンスについて公式な法的意見を求めたようだ。
それによると、「WordPress テーマの PHP コードは GPL でなければならないが、画像や CSS は GPL でもそうでなくてもよい」ということのようだ。WordPress.orgの公式テーマディレクトリでは、100% GPL ライセンスであるか、GPL に互換性のあるライセンスのものだけをホスティングするようにしていくようだ。
プラグインもテーマもGPLで公開されることで誰もがその恩恵を享受できるのは素晴らしいことだと思う。しかし、プラグインやテーマの製作者は寄付という形でしか還元されていないのが現状だろう(時々寄付をいただくが大変微々たるものだ)。
ある程度配布・改良を続けていると、サポートコストは増えてくる。何かしらの小額課金の機能(10円とか100円レベル)を搭載した配布ディレクトリをWordPressの公式サイトで提供してくれれば、製作者にとって励みになるのは間違いないと思うが、それはWordPressコミュニティの意に反するものなのだろうか。
結局のところ、ある程度ビジネスとしてテーマやプラグインを提供しようとすると、自前で有料配布のシステムを整えるしかないか・・・。
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