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WordPress 5.0 リリーススケジュール公表
一週間ほど前に、WordPress 5.0 のリリーススケジュールが公表され、2018年11月19日の正式版リリースを目指すとのことです。最初のベータ版が10月19日リリース、RC版が10月30日のリリース予定ということで、まずはベータ版が予定通りリリースされるかどうかが注目されます。一応、予備のスケジュールもあって、2019年1月22日正式版リリースという第2候補もあります。
WordPress 4.9 が、2017年11月15日にリリースされて以来、そろそろ1年が経とうとしていますが、ようやくメジャーリリースとなる 5.0 のリリースが見えてきたようです。WordPress のリリースはバージョンが0.1ずつ上がっていくメジャーリリースと、バージョンが0.0.1ずつ上がっていくマイナーリリースとがあります。マイナーリリースはセキュリティフィックスなどのメンテナンスが中心で、メジャーリリースでのみ新しい機能が追加されていく仕組みです。そして、WordPress 4.8 から WordPress 4.9 へバージョンアップするのと、WordPress 4.9 から WordPress 5.0 へバージョンアップするのは今まで通りであれば基本的なメジャーリリースとしての違いはないとうことになります。
WordPress 5.0 の衝撃
しかしながら、WordPress 5.0 のインパクトはかなり大きいようで、年2、3回のメジャーリリース(2017年は2回、2016年は3回、2015年は3回)を続けてきたにも関わらず、2018年はまだメジャーリリースが0回とこれまでの状況とは異なっています。元々2018年8月頃のリリース予定でしたが、予定通り開発が進まなかったようです。
最大の変更点 Gutenberg(グーテンベルク)
何が開発を遅らせたかというと、Gutenberg(グーテンベルク)です。WordPress 5.0 の最大の変更点ともいえる、投稿エディタが、TinyMCE ベースから ブロック方式の Gutenberg に変更されるという点です。WordPress 4.9.8 のリリースで、Gutenberg の利用を促す通知がダッシュボードに表示されたので試した方も多いと思います。
すでに有効ダウンロード数が50万件を超えていますが、如何せん評価が 2.3 と低いようです。まだ開発中ということもあると思いますが、今までのビジュアルエディタとの違いが大きすぎて戸惑っている結果ではないかと思います。このまま正式版がリリースされて、いきなり投稿エディタが、Gutenberg に変わってしまうと、世界中のユーザーがパニックを起こすのではないかと危惧しています。もちろん、そうしたユーザーのために、これまでのビジュアルエディタは、Classic Editor としてプラグイン化されているわけですが、どうなることか心配です。
Gutenberg についてはまた別の記事で詳しく取り上げたいと思いますが、WordPress は今や単なるブログツールではなく、様々なサイト、システムのプラットフォームと化しているので、無事に WordPress 5.0 がリリースされることを祈りたいと思います。
ところで、サイトをリニューアルいたしました。何年も投稿をさぼっていたので、心機一転、情報発信をしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。