検索キーワードをハイライト表示するプラグインとして、以前に検索語をハイライト表示するプラグイン Search Word Highlight for Mutibyteというプラグインを紹介しているが、WordPress 2.6系(2.5以降かも)では正常に動作しなくなっている。Search Word Highlight for Mutibyteをデフォルトで使う分には問題なく使えるようだが、CSSの設定変更など、オプションを更新すると動作しなくなる。
そこで、検索キーワードをハイライト表示するプラグインとして新たにSearch Unleashedというプラグインを紹介したい。Search UnleashedはWordPressの標準の検索機能を拡張し、ワイルドカード、論理演算によるフルテキストサーチ、投稿・ページ・コメント・タイトル・URL・メタデータのハイライト表示を可能にする。Search Unleashedは他のプラグインが追加したものを含めてすべてのデータを検索してくれるようだ。このプラグインの特徴は以下のとおり。
- ワイルドカード・論理演算によるフルテキスト検索
- 投稿、ページ、コメント、タイトル、URL、タグ、メタデータを検索
- プラグインによって実行された後のデータを検索
- タイトルやコメントを含めて、すべての検索をハイライト表示
- Google、Yahoo、MSN、Altavista、Baidu、Sogouからの検索をハイライト表示
- サーチキーワードを記録するログ機能
- 特定の投稿やページを検索結果から排除
- WP-Cacheとの互換性
- WordPress 2.0以降サポート
- テーマの変更は必要なし
ダウンロード・インストール
Search Unleashedのダウンロードはプラグインページ(インストールの項目のところ)か、WordPressのプラグインディレクトリから行える。インストールは簡単でダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、search-unleashedディレクトリを/wp-content/pluginsディレクトリにアップロードし、WordPressの管理メニューより有効化するだけだ。Search Unleashedの各種設定は管理メニューの管理 – Search Unleashedより行う。
日本語翻訳ファイル
Search Unleashedの日本語化はまだどなたも行っていなかったようなので、日本語翻訳ファイルを作成してみたのでもしよかったら使ってみてほしい。翻訳ファイルはsearch-unleashed/localeディレクトリにアップロードする。製作者の方に連絡してみるので、今後もしかしたら日本語翻訳ファイルも同梱されるかもしれない。
使い方
Search Unleashedのオプションは管理メニューの管理 – Search Unleashedより行う。オプションページを開くと下記のようなかわいらしい猫(?)が出迎えてくれるはずだ。プラグインを初めてインストールしたときは、インデックスを作成する必要がある。一番下のボタンの「投稿を再インデックスするを」押してほしい。そのページのメニュー下の「検索インデックスに○○アイテムあります」、と表示されれば準備完了だ。
Search Unleashedのオプション項目は以下の4つ。
- 検索インデックス – 上の画面。インデックスの構築を行う
- ログ – 検索キーワードのログ
- モジュール – 検索対象を選べる
- オプション – 特定のページの除外や検索スタイルを指定
ちなみに、オプションにあるプラグインサポートにチェックを入れると、猫と寄付のリンクが消え、検索に複数候補ある場合に表示されていたサポートリンクが消える。(寄付してあげると喜んでもらえるだろう)
検索キーワードをハイライト表示するプラグインであるSearch Unleashedを紹介したが、Search Word Highlight for Mutibyteにお困りの方はユーザーの利便性を考えて導入してみたらどうだろうか。少し使ってみて一点気になるのは、検索エンジンから入ってきた場合、全角スペースで区切られたキーワードが分割して認識されないということである(内部検索ではマルチバイト関連のプラグインによってきちんと分割される)。この問題についてはまた考えてみようと思う。
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