待望のWordPress 3.0 の正式版がようやくリリースされた。5月中にはリリースされると言われていたが、伸びて6月中旬のリリースとなったようだ。WordPress 3.0では非常に多くの機能が追加されているためか、正式版前のバージョンとなるRelease CandidateもRC3まで出て確認作業が行われてきたようだ。
通常、WordPressのメジャーバージョンアップは0.1ずつ上がっていくため、単に2.9から3.0に上がったにすぎないのだが、今回の3.0は革新的な機能を非常に多く搭載している。
まずはこのビデオを見てほしい。WordPress 3.0で何が変わったのかが短時間で理解できる(残念ながら英語のみ)。
スクリーンキャストに沿って新機能を見ていこう。
- インストール時にAdminのユーザー名を自由に設定できる。
- ダッシュボードの配色が明るくなり、投稿に集中できるように。
- プラグインやテーマの一括アップグレード
- ダッシュボードの右上にあるヘルプの充実
- 新デフォルトテーマ、Twenty Ten
- カスタムメニュー
- カスタム投稿タイプ、カスタムタクソノミー
- ショートリンクのサポート
- WordPress MUと合体したマルチサイト
もっと詳しくWordPress 3.0の更新内容を知りたい場合は、Codexにまとめられているので参照してほしい(日本語版はこちら)。アップグレードはすでにWordPressをインストール済みの方は管理メニューのツールにあるアップグレードから行ってほしい。ちなみにWordPress 3.0からはアップグレードが管理メニューのダッシュボードに移動している。
さて、WordPress 3.0の新機能を上記でもおさらいしたが、中でもカスタム投稿タイプとマルチサイトはエポックメイキングな機能となるだろう。WordPressのCMSとして存在価値が数段にパワーアップした形だ。どこがどうすごいのかは、また別の記事に書きたいと思う。
ちなみに、ジャズはまったく詳しくないのでどういう人かよく分からないが、WordPress 3.0はThelonious(セロニアス)という愛称がついたようだ。
WordPress 3.0 の日本語版のリリースが待ち遠しいが、開発にかかわった全ての方に感謝したい。